この講座は、手話学習1年以上の方を対象にしたプログラムです。
美術やアートに詳しくなくても大丈夫!美術館やアートシーンでよく出る内容を教材に手話を学ぶことで、ろう者と多彩なアートを通してのコミュニケーションがスムーズなり、また、手話やアートの世界が身近に感じられることをめざします。手話の奥深さと作品の魅力を楽しみながら一緒に学習していきましょう。みなさまの新たな扉が開くかもしれません。
美術館・アートシーンで、よく出てくる手話の単語を学ぶことからスタートします。作品を通じての対話の中での、数詞や単位、手話の文法(CLや同時性、質問の仕方など)を理解するために、DVDを繰り返し見て、視覚的に学習を深めます。繰り返し見ることで、気づかなかったNMや指差しの使い方、さまざまな語彙も自然と覚えていくことでしょう。 さらに、学んだ内容を活かして、作品について語り合ったり、実際に作品を観ながら会話を楽しむ時間も設けています。アート作品に対する感じ方は人それぞれ、正解はありません。この講座を通じて、アート鑑賞の楽しさとともに、手話の奥深さや魅力も味わっていただけると嬉しいです。 手話は一朝一夕で習得できるものではありませんが、継続することで確実に身についていきます。作品や仲間と共に、楽しみながら学んでいくことで、あなたの世界はどんどん広がっていくと思います。一緒に新しい扉を開いてみませんか?
<講師からのメッセージ>
手話はたいへん奥深く、魅力に満ちた言語です。私にとって手話は第二言語ですが、何年経ってもその豊かな表現には感動を覚えます。一生を通じて学び続けられる、まさに生きた言語と言えるでしょう。 さらに、私はアート鑑賞が大好きです。さまざまなろう者と共に作品を観賞しながらのコミュニケーションは、自分の世界をどんどん広げてくれる楽しい体験となっています。今まで知らなかった世界の扉がどんどん開いていくような感覚を味わいながら、一緒に楽しく学んでいきましょう!新しい発見がある学びの場に、ぜひあなたも参加してみませんか。